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女性特有の苦労を理解してあげる

女性の生理について、男性に知っておいてほしいこと

女性には月に一度の憂鬱な期間があります。
男性には縁がない、生理という現象です。

男性がどういうものか理解する機会はなかなか無いと思うので
涼峰 麗がお伝えします。

ぜひ女性の身体の仕組みを理解した上でお付き合いしてあげてください。

生理とは?

健康な女性なら必ず経験する出血で、平均的に28日周期で起こります。
生理不順なら周期に大きくズレが生じますが、
およそ毎月同じくらいの日にちに起こるものです。

女性には月に一度、赤ちゃんを産むための準備として
子宮内に胎児用ベッド(子宮内膜)が用意されます。

これが不要になった時、新しいベッドと取り替えるために
古いものを体外に捨てるのが「生理」という現象です。

女性は大変

出産というとんでもない激痛を男性が味わうことはありません。

長くて何十時間という陣痛に耐えたあと股間を裂いて赤ちゃんを産みます。

その分女性の方が子どもに対する思い入れは大きい傾向にありますが、
奥さんがいらっしゃる男性はこの時の感謝を忘れてはいけませんね。

女性は一生にそう何度もないこの日のために毎月の生理を経験します。

1ヶ月のうち4分の1の期間、憂鬱な気持ちとその手間に気持ちが沈みます。
1年に換算すると3ヶ月間という長い時間です。
そして初経を経験してから約40年はお付き合いしていかなければなりません。

また、生理中の女性にとって1番辛いのが生理痛です。

出血量が多い日ほど痛みが強くなります。
多くの女性は生理2~3日目が1番辛い日です。

痛みの度合いは人によって様々で、さほど苦痛にならない場合もあれば
立ち上がることもままならないほど激痛を感じる女性もいます。

それでも学校や会社に通わなければならないのですが、
薬が効かずにやむなくお休みを取ることもあるかもしれません。

仕事を休むとなると本人は「申し訳ない」と思っていますし
「理解してもらえないだろうな」という諦めも感じています。

ですが、女性に決して悪気はなく本人も辛い思いをしているので
もしこのようなことがあれば男性の方はどうか理解を示してあげてください。

生理が近付くと体に不調が出る

実は女性が辛いのは生理痛とトイレでの手間だけではありません。

生理が始まる1~2週間前から体の不調を感じることがあり、
これを「月経前症候群(PMS)」といいます。

私生活に支障がない程度しか起こらない場合もありますが、
女性の90%以上が毎回もしくは時々、何らかの症状を経験しています。

症状は様々ですが、例としては以下のようなものです。

  • 頭痛、微熱
  • 腹痛
  • 腰痛
  • 下痢
  • 肩こり
  • 貧血
  • 肌荒れ、ニキビ
  • イライラする
  • 集中力がなくなる
  • 情緒不安定になる
  • 胸が張る、痛みを感じる
  • 眠気が襲う
  • 眠れなくなる
  • あまり怒らないであげてください

    PMSと生理期間を合わせると、女性が何のしがらみもなく
    快適に過ごせる期間は1ヶ月に1~2週間しかないような状態なんです。

    特にPMSは感情の浮き沈みが激しくなりやすい時期です。

    「生理前だからごめんね」と言ってもらえれば男性も事情が分かりますが
    女性の体のことなのでなかなか言いづらいところもあります。

    男性の方は「気まぐれな女だな」「なんでそんなに機嫌悪いんだよ」というように
    あまり責め立てず、女性特有の悩みである可能性も視野に入れてください。

    男性にはなかなか共感しにくい部分であることは分かりますが、
    女性には女性の苦労があることに理解を示していただいて、
    優しくいたわってあげてほしいと思います。

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